純米吟醸
いづみ橋 彩~いろどり~ 純米吟醸
香り華やかで旨みのある冷酒タイプです。
この酒質の商品は、2019~2020年は海外の航空会社のビジネスクラスに採用されたり、アジア方面には積極的に輸出しています。
◆ 香り ◆
ライチ、メロン、白い花のような甘く華やかな香りとレモングラスを思わせる爽やかな香り。上新粉のような原料由来の穏やかな香り。
◆ 味わい ◆
柔らかく上品な甘み、爽やかさ、きめ細やかな旨みを持ったエレガントな味わい。
【この商品は生まれた背景】
この彩(いろどり)純米吟醸酒は、泉橋酒造において1997年初リリースの定番商品です。
1995年の食糧管理法の廃止以前は、お米の流通はJAさんに限られていたため、泉橋酒造のような弱小の酒蔵は、山田錦など有名な酒米を必要数調達することは難しいものでした。また、お米の流通は、神奈川県酒造協同組合を通じて、JAから購入するという流れでもあり、正直不自由に感じていました。
そんなことも背景のひとつにあり、食管法の廃止を契機に、自社での酒米の栽培に乗り出した弊社でしたが、同時に他県のJAへ直接酒米の買い付けにも赴きました。
そこで、新たな商品をどんどん作れるだけの分量の「山田錦」や「雄町」などの買い付けに成功しました。
(本当に弱小な弊社では、山田錦は神奈川県酒造組合から割り当てられた分量で大吟醸を数本仕込むほどしかありませんでした。)
そこで、この山田錦で純米吟醸を企画し、小仕込み、限定吸水、蓋こうじ、槽しぼり(ヤブタではなく)など現在の泉橋酒造の基本となる醸造方法をはじめた最初のお酒です。このやり方は、当時の大吟醸の仕込み方法そのものでした。当時は今よりは大量に本醸造や普通酒が売れた時代で、大吟醸のような手造りは弊社では珍しかったのです。
そんな気合の入った商品として、まさに、泉橋酒造の”地酒宣言”元年のような商品です。
特定名称
純米吟醸酒精米歩合
58%アルコール度数
16%使用米
神奈川県海老名市産 山田錦100%おすすめ温度
5~15
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1800ml
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720ml