蔵元日記

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2023/11/22

【2023新酒 第2弾】うすにごりの純米吟醸酒 ~上槽の説明動画付き~

【新酒第2弾】うすにごりの新酒編

とんぼの越冬卵と雪だるまラベル~粉雪にごり~

いづみ橋 雪だるま 粉雪にごり

◇スペック
使用米:山田錦100%(神奈川県海老名市産)
精米歩合:55%
原材料:米・米麹~純米吟醸、火入れ
酵母:協会901号

◇味わい
山田錦らしい滋味深い旨みとうすにごり状態の細かな舌触り、のど越しがラベルデザインととてもよく合っています。クリスマスの雰囲気もあり。

◇ラベルデザイン
「とんぼの越冬卵と雪だるまラベル」冬の田んぼを象徴した雪だるまの足元に春を待つ「とんぼの越冬卵」をデザインした冬らしいものにしています。

とんぼの越冬卵

◇お買い求めは泉橋酒造の取扱店へ

https://izumibashi.com/buy/

もしくは、泉橋酒造へお問合せくださいませ。
電話 046-231-1338
メール shop@izumibashi.com
オンラインショップ https://shop.izumibashi.com/

◇「粉雪にごり」の説明です

全製品を伝統的な酒袋を使った「槽しぼり(ふなしぼり)」で行っているには理由があります。
「槽しぼり」の良いところは他の上槽方法に比べ、上槽中のお酒の変化に敏感だということ、
つまり
1、 最初に出てくる濁った生原酒「あらばしり」
2、 酒袋の目が詰まり、そこに出来たモロミ自体が織りなす層を通って出てくる透明な「中取り」
3、 最後に圧力をギリギリと掛けて絞り出す「責め(せめ)」
の断片に分けるのが容易であること。(それ以外には清掃が簡単という利点も。)
ではその内訳は一回に上槽において出来上がる生原酒の「あらばしり」が全体の10%、「中取り」80%、「責め」10%といった感じでしょうか。うちのお酒は製品のグレードによってこの3つの断片を使い分けています。

では、今回の「うすにごり」の造り方は、発酵が終わったモロミを上槽するときに
あえて「あらばしり」+「中取り」として、あらばしりの濁り状態をうまく活かした製品です。

ラベルが「とんぼの越冬卵と雪だるまラベル」ですから、この「うすにごり状態」を泉橋酒造では「粉雪にごり」と呼んでいます。きれいなネーミングだと自負しています。

粉雪のようなお口の中で淡く切れていく爽やかな新酒です。ぜひ、ご賞味くださいませ。

 

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