蔵元日記

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2018/06/10

ヤゴは13回脱皮してトンボになる!

【田から発想する酒造り1】

ヤゴは13回脱皮してとんぼになる!

ご存知でしたか。とんぼの子供であるヤゴは田んぼの中で13回程度脱皮を繰り返し「とんぼ」に羽化するそうです。そんなヤゴの物語を伝統の生酛造りで醸す旨み・酸味を初夏の風のように爽やかに表現した「夏やご13(サーティーン)シリーズ」です。

夏場の酒米が栽培される良い環境は、降り注ぐ陽の光、豊かで綺麗な水、多くの微生物の息づく田んぼの土です。この環境は、日本の稲作と共に息づいてきた「赤とんぼ」、つまり、その子供であるヤゴが育つ環境と同じです。

いづみ橋では「酒造りは米作りから」のもと日本酒は田んぼから生まれる農業副産物と考え、酒蔵の本来の姿として酒米作りから取り組んでいます。「赤トンボ」の子どもの「ヤゴ」は夏場の田んぼで育ちます。夏のヤゴが健康的にすくすくと育つことができる環境作りがよい酒米の栽培土壌となります。そんな良い環境で育てた酒米で今年も収穫、醸造へと頑張って参ります。

夏の田んぼからのメッセージ

★夏ヤゴ MOMO13 (モモサーティーン)

~生酛仕込・純米酒 火入済~
使用米:神奈川県座間市産 神力  精米歩合:60%
アルコール分:13度
価格:1800ml 2800円(税別)、720ml 1400円(税別)
クラシックな「生酛(きもと)仕込み」で醸した純米酒です。MOMOのネーミングの由来は、米のノゲが綺麗なピンク色をしていることから。
瑞々しい果実を思わせるようなやや甘い味わい。それこそMOMOの名のとおり、白桃のような上品でやさしい甘さのイメージです。「癒し系生酛」と呼んでください。 1800ml詰 2,800円+税、720ml詰 1400円+税

★お買い求めは、泉橋酒造の取扱酒販店、または、泉橋酒造・酒友館、及びオンラインショップにて。

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