16年目の田植え会
6/5(日)恒例の田植え会を行いました。お客様は得意先の酒販店さん、飲食店さんとそのスタッフ・ご家族さんで、180名様ほどにご参加頂きました。
今年は、例年になく日本列島が梅雨入りいたために、雨天が心配されていましたが、なんと今年も「晴れ」でした。
なんと、この16年間で田植えの日に雨が降ったのは1回だけ。稲刈りに関しては過去15年間一度も雨が降ったことがないのです。
この業界人限定の田植えは、実際の米作りを体験し、また農業の話をし、そして、農産物をたくさん食べて飲んで、楽しく日本の田植えを楽しみ、そして、日頃の仕事に活かそう、という企画です。また、日頃同じ仕事をしている仲間同士いろんな交流会ができたらいいな、毎回そんなことを考えています。
また、仕事で扱う商材(この場合はいづみ橋ですが)の出来る生産現場に顔を出すことは、お客様と直接接点がある酒販店さん、飲食店さんにとってはある意味とても大切なことです。これは、すべてテーブルの向う側に座られるお客様の安全・安心でかつ美味しいに繋がりますよね。
毎度皆さん、営業明けの日曜日朝から本当にご苦労様です。(感謝)
今回も、田植えは3反(3,000?)で山田錦と雄町の苗を田植えしました。どちらのお米も、来春には『ハレルヤ(雄町、山廃仕込み)』と「生もと仕込み いづみ橋(山田錦)」となる予定です。
また、田から上がっての農業講座では、農薬の使用についてお話をさせて頂きました。話の中では、一般的な話から、より皆様に安心して頂くために泉橋酒造で使用する酒米の農薬の使用方針を初公開させて頂きました。参加された皆さんも野菜の仕入れなどで直接農家さんを訪ねることがあると思います。農薬のことを少しでも知っているとなると、農家さんとより良い関係になれる、つまり、農家さんが話をしっかりとしてくれるようになります。是非、これからは業界人としては必須かもしれません。
お待ちかねの懇親会ですが、「お酒」、「泉橋酒造栽培のコシヒカリと十郎梅の自家製梅干し・ゆかりのおにぎり」、「津久井在来大豆の寄せ豆腐」、「さかみ酒米研究会員の新玉ねぎの市ライス・朝採れトマト」、「豚バラの味噌・粕付け焼き」、「とり肉の味噌カレー煮」、「仕込み水」でした。
お酒の方のサービスは、普段仕事である意味誰よりもいづみ橋に真剣に向きっている居酒屋の店主さんたちによる「お燗の技の饗宴」といった感じで、普段はあまり燗酒に慣れていない方たちは燗酒のサービス方法を教わっているようでした。また、いちごリキュールの強炭酸水割りも人気でした。
みなさん、ありがとうございました。一緒に良い仕事をしましょうね。(文:橋場友一)
当日お配りした蔵元通信です。
追伸:ここに参加された大多数の酒販店さん、飲食店さんは現在推進中の「日本酒義援金プロジェクト」に賛同して下さっています。皆さん義援金と元気もたくさん被災地へ送りましょうね。よろしくお願いします(ここはプロジェクトの事務局としてでした。
「日本酒義援金プロジェクト」http://www.fightnippon-sake.net