大山 と 海老名産山田錦
2010/10/11撮影。 蔵の裏手の田んぼから大山(おおやま)や丹沢の山々が見渡せます。
その昔、今のように用水路などがしっかりと整備されていないころは、田や畑にとって恵みの雨を降らす雲の存在は、今の何倍も重要だったことと思われます。西の空にそびえたつ大山は古くから神奈川に暮らす人々の信仰を集めていますが、今でも、大山に雲が懸かると雨が降りますので、よく大山を天気予報代わりに見ています。しかし、その昔は恵みの雨が降る兆し、ということで重要なことだったと想像されます。大山にある神社はその名のとおり「雨降り神社」が転じて「阿夫利神社」と呼ばれるようになったそうです。
また、この辺りは大山・相模川文化圏(私が勝手にそう呼んでいますが)で、今でも私が通っていた幼稚園から小・中・高学校の校歌には、すべて、大山と相模川が歌詞として登場し、今でも歌われています。
台風が相模湾方面から上陸する場合などは、この大山や丹沢の山々に台風がぶつかり、県央地区は大抵ひどい被害が起きることはあまりなく、山田錦などの稲も助かっていると思われます。
是非、神奈川県に来たら(高いビルがない場所を選んで)大山を探してください。私も大好きな素晴らしい眺めです。夕焼けも更に良い!