蔵元日記

蔵元日記

2018/09/05

2018秋とんぼ 第1弾

待ち望んだ収穫を迎えた秋の田んぼ。

秋晴れの中爽やかな風が稲穂の香りを運んでくる。そんな秋は、とんぼの恋の季節。
初夏にヤゴから羽化したとんぼは、秋に番(つがい)となり田圃に可愛い卵を産み生命を繋ぎます。そんな環境で育った酒米から醸された純米酒がひと夏越えて美味しくなりました。
実りの秋に相応しい秋晴れのようなお酒です。

◆秋とんぼ 山田錦 生酛造り純米酒

【商品開発物語】
田んぼで精米は始まっています。だからあまり多くは精米しないのです。

良い山田錦を育てるには施肥は少なく愛を持って厳しく育てます
決して台風でも倒伏しないように。そんな育てられかたをしたお米は粗タンパクの少ない良いお米が出来ますが、収穫量は通常よりも減ってしまいます。
そこで泉橋酒造では、よい山田錦は田んぼで精米が始まっていると考え、お米を信じて磨き過ぎないお酒を造っています。秋の田んぼを懐かしい稲穂の香り、ふくよかでかつ爽やかなキレのある引き締まった旨み。そんな秋とんぼのお酒です。

スペック
精米歩合 80%
使用米 神奈川県産海老名市産山田錦100%
お料理との相性 温める時は上燗(45℃)~熱燗(50℃)程度で。弊社の直営レストランではあえて冷酒にして鰹のタタキと合わせたりしています。
価格 3,000円+税(1800㎖)、1,600円+税(720㎖)

豆知識
泉橋酒造が地元で栽培している山田錦の平成29年生産量は、全国の都道府県ベースで34府県中20番目の生産量になっています。山田錦は神奈川県の産地品種銘柄に登録されています。(農林水産省の資料より)

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