7/6仙台にていつも思うこと

 ここ4年ほど毎年7月の初めは東北の酒蔵や酒販店さんが主催している「仙台日本酒サミット」という日本酒の勉強会に参加させて頂いています。

今年でこの勉強会自体は8年目。

出品酒は東北だけでなく全国から集まった56蔵の酒、参加者も全国から蔵元と酒販店を合わせて100名を超える大きな会です。

 設営される幹事さん達には大変お世話になりました。(感謝)

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(写真)先生達はとても的確で狂いのないきき酒能力です。但し好みもはっきりしていてそこは怖いかも・・・。

 

 この勉強会は、各蔵から市販されている日本酒を持ち寄り全員できき酒し、宮城県酒造組合の顧問先生と福島県工業技術センターの先生が参加者の前で酒の講評をしてくれるという、蔵元交流会でやっている方法とほぼ同じものです。

ただ、純米酒に特化した蔵元交流会と違ってバラエティーに富んだお酒が多くひと味違ったもので楽しいものです。

 昨年からは、燗酒に向く酒、なんていう部門も出来ています。

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(写真)きき酒講評のあと、HUGEの新川社長の講演会もありました。

 ここに毎年参加していて羨ましいと思うことがあります。それは地元の県なり、組合に優秀な醸造の顧問先生が存在しており、酵母の研究、酒米の研究、醸造の指導などいつでも指導を受けられているのです。これは、地元の酒蔵にとってはとても有利なことです。

 

 実は、21年目を迎えた蔵元交流会もそうなのですが、全国を持ち回りで研究会を行うと必ずといってよいほど、その県の醸造の先生や酒米栽培の先生が出て来られ、きき酒の講評や講演を行ってくれます。(結果的にはその県の蔵のアピールにもつながります。)

 正直、羨ましいと思っています。

 

 何故なら神奈川県の産業技術センターにも、農業技術センターにも上記のような専門の先生は存在していません。蔵として、わからないことなどを聞く専門家が近くにいないことは、実はとても不安なことですから。

よく「神奈川県全体の酒蔵の特徴は?」「県産の酒米は?」「県産の酵母は?」「県の先生は?」などと聞かれることがあり、その度に「ありません」、「いません」、と答えると他県の蔵元にビックリされたりもします。

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大震災で被災された蔵元さん、酒販店からの熱いメッセージもありました。

会場:パレスへいあん (仙台市青葉区本町1-2-2 電話022-265-5111)

 そんな感じでしたので、泉橋酒造では独自で顧問の先生を見つけて指導を受けて来ています。私(橋場)が蔵へ戻ってからは3人の醸造担当の顧問先生、農業面ではひとりの先生に顧問を務めて頂いています(いました)。また、最近は県の農業技術センターでも酒米栽培や分析などでよく面倒を見てもらえるようになってきています。もちろん、難しい内容は東京国税局の鑑定官室が指導してくれますが。(でも県に先生がいることは羨ましいですね)

醸造業というのは農業から始まってその地域の総合力が大切なのだ!と他県で開かれる勉強会などに参加するとあらためて考えさせられています。頑張ります。(橋場友一)

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(写真)日本酒義援金プロジェクトの途中経過を熊澤酒造の五十嵐君と一緒に説明する場面もありました。

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