蔵元日記

蔵元日記

2011/04/12

義援金付きとんぼラベル ファイト!日本号 新発売

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 4月12日の神奈川新聞、毎日新聞で、一般向けに告知していただいた

「日本酒義援金プロジェクト」。

 これは、蔵元、酒屋さん、飲食店さん、そしてお酒をのんでくれるお客様皆で分担して義援金を生み出そうというものです。

いづみ橋では、この企画にあわせて、

「いづみ橋 とんぼラベル 純米原酒 ファイト!日本号」を

発売します。義援金を含んだ価格で3,160円(税込価格)です。

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超辛口 純米原酒 火入れ H22BY

この非常時に、日本中の人が他人事ではなく何かしたい!そんな気持ちを持っていると思います。

そして、一方で経済的な停滞をおこさないように、被災した方への配慮の気持ちを持ちつつも日常の経済活動をしていかなければいけないのではという声も上がっています。

 そんな時、酒の仕事を通じて何か出来ないのか?という飲食店さんからの相談が、皆でプロジェクトを立ち上げる発端になりました。

 具体的には、簡単に言うと対象となる一升瓶のお酒(シールが張ってあります)が一本売れると、そのたびに義援金として500円が生みだされる仕組みです。この500円はひとりが負担するわけではなくて、蔵元、酒屋さん、居酒屋さん、お酒を呑む人、買う人などで少しずつ分担します。

 今、たくさんの各方面義援金が集まっていて、本当にすごいと思うのですが、単発的なものになってしまわないかということが懸念されます。みんなすごく余裕があるわけではなくても、少しでもと募金しているわけですから、そんなにいつまでも募金が続くとは思えません。

 今後、長期的な支援が必要とされているからこそ、日常の中で集まる仕組みにしていったほうが、チリも積もればなんとやら、で息の長い支援が出来るのではと、期待を持っています。

「無理なくやる」、「みんなでやる」、「長くやる」、それには通常の仕事の中で、酒の流通同じ形でシステム化したほうが、手間がかからずに出来るわけです。

 普段お酒が流通していく中で、単に商品が動くということではなく、そこには信頼感や同じ目的意識など築き上げた関係があります。私もあなたもみんなで協力して被災地支援をしましょうという業界上げての動き、仕事で携わる我々だけではなく、飲んでくださるお客さんのご協力が是非にも必要なのです。

 呑んで下さった方には、プロジェクトに参加してくださったということで、チームの証のシールを差し上げています。小さなシールですが、感謝の気持ちを込めて・・・

 このプロジェクトにあたって、趣旨賛同いただきキャラクターを無償で提供してくださった「さかずきん制作委員会」様にはこの場を借りて感謝したいと思います。

そして、最後に一言、こういった支援については、人に認めてもらうためではなく、人のお役にたつことが目的です。本来は人知れずやればいいことなのですが、何しろ神奈川の小さな酒蔵・酒屋の集まりからの発信なので、なかなか皆さんに協力いただけるまでには時間がかかってしまいそうでした。善は急げ、ということで、メディアの力をお借りしようと、プロジェクトの説明会を行った次第です。

詳しくはこちらをご覧ください。

 http://www.fightnippon-sake.net (PC)

 http://www.fightnippon-sake.net/m/ (モバイル)

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