酒米の生育状況をチェック

お盆前の8/12は、いづみ橋の酒米を栽培している「さがみ酒米研究会」の田回り(圃場巡回、検討会)の日でした。

気温が最も高くなる14時から夕方にかけて行いました。参加者は、生産者6名、神奈川県農業技術センターから2名、JAさがみ1名、泉橋酒造2名でした。

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(写真)何故午後からなのか? それは夕日を背にしてみる稲の色が大事だと昔、永谷正治先生に教わったからです。

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(写真)農業技術センターの岡野氏、渡辺氏、JAの大矢氏

 この時期に田回りをするのは、生育状況のチェック、幼穂(ようすい)形成のチェック、追肥を行うのかどうか、天候(日照時間、温度、雨量)などのチェックと今後の栽培管理指針についてなど。

 酒造りは米作りからの文字通り、ここで平成23年度の酒造りが始まっているのです。

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(写真)いろいろと勉強中の釜屋・高橋君

今年の生育状況は、7月下旬が低温だったために結果として、稲の草丈が低く例年より10センチメートルほど低く抑えられているが、茎数は確保できている。幼穂が10ミリ~40ミリでお盆明けからは追肥がOKで、特に今年も残暑が厳しいので稲に栄養を上げて暑さに負けないようにする。

用水は掛け流しにして田んぼの中をよく冷やして暑さ対策をしてあげること、などが検討会での話でした。

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(写真)山田錦の幼穂(ようすい)。

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(写真)泉橋酒造の酒友館2Fにて

また、神奈川県の放射能検査の方針も説明されました。神奈川県内は空間線量も土壌線量も多くないので、県内の東西で1ケ所ずつ計2ケ所の検査する方針とのこと(国のガイドラインは1ケ所)。すでに早場米を検査した千葉県や静岡県の不検出の話や、県内で最近収穫された小麦や野菜などの検査状況などを確認しました。

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(写真)左は山田錦。右は出穂(しゅっすい)中のきぬひかり(飯米)。山田錦の出穂は8月末なのでまだ草丈が低いが、これからまだ大きくなります。

 これ以外に、土壌から放射性物質の稲への移行の話や、震災以後の県内土壌の分析結果などを説明して頂きました。

 しかし、原発事故以前の土壌の放射性物質の線量がわからないと現在の土壌の数値を聞いても参考にならない、という意見も多かったですね。

カテゴリー 蔵元日記.
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