泉橋の酒造り

酒造りは米作りから・・・

 泉橋酒造は、「酒造りは米作りから」の信念のもと、全国でも珍しい「栽培醸造蔵」として海老名市をはじめ近隣地区で酒米栽培から精米・醸造まで一貫して行っています。 太陽と大地の恵みをいっぱいに受けて育んだ信頼できる米を丁寧に仕込む、それが私達の酒造りです。いづみ橋を囲みながら仲間同士で話が弾み、杯を重ねていた・・・ そんな心地よく酔える酒を目指しています。  ※栽培醸造蔵とは農業から醸造まで責任を持って行なう酒蔵です。

赤とんぼに込める酒造りへの思い

日本で昔から好かれている昆虫に「赤とんぼ」があります。特にここ関東地方では「秋アカネ」という種類が多いようですが。 

 その昔私達の祖先は、日本の国のことを「秋津島、稲穂の国」(秋津・・・赤トンボの意)と呼び表し、「夕焼け小焼けの赤とんぼ・・・」という歌にも「赤とんぼ」が登場してきます。この赤とんぼは、お米が育つ田んぼでお米と一緒に育っていることをご存じでしょうか。

 泉橋酒造のお酒は、この赤とんぼが育つ同じ田んぼで育つお米から仕込みます。お酒は、お客様のお口に入るデリケートなもの。泉橋酒造は、お客様が安全で安心できるお酒を醸すために、減農薬栽培や無農薬栽培にも取り組んでいます。私たちが米の栽培時の農薬の使用量を減らすことで、赤トンボの数も増えてくると同時に他の動植物の命も育んでいきます。秋の空にたくさんの赤トンボが飛び交う、そんな故郷をつくるために、そして、お客様に安心して頂けるお酒をお届けするために泉橋酒造では赤トンボをシンボルマークとしています。

全量純米酒の酒蔵です

泉橋酒造は、米と米麹を原料とする純米酒のみ(純米大吟醸、純米吟醸を含む)を製造しており、これは全国的にもまだまだ例の少ないようです。日本酒は古代より米と米麹を原料として造られて来ています。私たちは、その伝統をしっかりと次代へ繋いで行きます。

日本酒の伝統は純米酒

伝統的な麹ふたを使用した麹作り

地域の農家と取り組む酒米作り

泉橋酒造は、「さがみ酒米研究会」という原料米の研究・栽培会を組織しております。この研究会は、地元の酒米生産者、JA、そして、神奈川県の農業技術センター等のお力をお借りしています。酒米の栽培地域は、海老名市、座間市、そして、相模原市に広がり、約40ヘクタール(平成27年度)余りの栽培面積になり、原料米の95%余りを地元産でまかなっています。また、会員農家は全員神奈川県認定のエコファーマーでもあり、環境に配慮した農業を率先して行っております。泉橋酒造は、上記40ヘクタールのうち、約6ヘクタールを自社で栽培しています。

田植え機に酒米の苗を積み込み中。1反に20枚の苗箱が必要です。

8月半ば、各々の田を全会員で見て回ります

刈取り時期の見極めも大切な技術

自社精米

泉橋酒造は、米作りから精米、そして、醸造まで一貫して取り組んでおります。私たちは、米作りと同様に精米作業も私達の大切な仕事と考えております。毎年夏場の天候は変わり、一年として同じ天候の年はありませんが、地元栽培された同じ品種のお米でも、農家や田んぼの位置が変わることで少しずつ性格が変わってきます。その生産者ごと、田んぼごとの特徴を見極め、日本酒へと醸していくためには、他所へ委託せずに、自ら精米作業を行うことはとても大切なことだと私たちは考えています。「精米は酒造りの魂」とも云われます。私たちは、お客様のためにごく普通のことを当たり前に行っています。

※日本酒業界では精米作業は委託精米が一般的です。

収穫された酒米、生産者毎、品種、圃場ごとで管理します

醸造用精米機、新中野工業製NF-26

精米後のお米。精米歩合40%

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